【第2回:座学】教育に革命を起こす!学校の5Sとは

ゆとり先生くん

今回は、学校の5Sについて学んでいきましょう。
よろしくお願い四万十川。

ベテラン校長さん

校長先生、「トヨタの5S」と「学校の5S」何だか似ていますが、同じことだと思いますか?
概念が同じなんだから大体の中身も同じなんじゃないの?

実はですね、校長先生。ちょっと耳を貸して下さい。
うん?

全 く 違 う ん で す よ 。
声小さいね…具体的には何が違うの?

海苔と海苔の佃煮くらい違います。じゃあ説明していきますね。

学校の5Sは手段

各学校で差はあれど、学校にはどこも似たような問題があります。

例えば、

  • 「欲しいものがどこにあるのか分からない」
  • 「誰のか分からない私物が捨てられない」
  • 「時間外勤務が多すぎる」
  • 「行事を減らせない」
  • 「部活動の活動時間が減らせない」

など、ムダと分かっていてもどうすることもできない問題が山積みになっています。

学校の5Sの目的は、片付けを通してこれらの問題を全て解決することです。

 

職員室は学校教育のコアです。1番使用頻度の高い職員室を片付けると大抵の問題は大きく改善されます。ですから、始めは職員室の片付けを通してこれらの問題を解決していきます。

具体的な流れは以下の通りです。

  • STEP.1
    校内のどこかに不用品置き場①を設ける
  • STEP.2
    職員室内に不用品置き場②を設ける。
  • STEP.3
    職員室から毎日1つ以上の物を減らすシステムを導入する
  • STEP.4
    効率的なレイアウトに組み替える
  • STEP.5
    維持・管理をする

学校の5Sの肝はSTEP3です。

職員室の中に「毎日物が1つずつ減っていく環境」を作り可視化することで、職員もだんだんと捨てることに慣れ、目に見えない行事の削減も議題に上がるようになっていきます。(超重要)

さらに、片付けていく中で器具や教材、棚や備品など、使用していないものが大量に見つかります。それらを再配置することでこれまで埋れていたリソースの価値を最大限まで高めることができるようになります。数年かけて改善活動が習慣化すれば学校の体質をも変えることができるのです。

このように学校の5Sとは、5Sの考えを基に大規模な物と行事の断捨離を行い、学校のスリム化を行うことなのです。

学校の5Sの真の目的

学校の5Sは単なる美化活動だと思っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。真の目的はもっともっと奥の見えないところにあります。

少し細分化して説明します。

学校の5Sには直接的な目的最終的な目的があります。

直接的な目的

  • 能率の向上
  • 安全性、快適性の向上
  • 経費の削減
  • ミス防止
  • 勤務時間の短縮
  • 業務の見直し

目に見えて分かる表面的な成果が多いですが、これらが少しでも改善されるだけですごい効果が得られますね。

でもさらに奥に大事な目的が隠れています。それがこれです。

最終的な目的

  • 💫先生の健康の保持・増進
  • 💫チーム学校づくり
  • 💫学校教育の質アップ
  • 💫学校の再魅力化

数値では測れないものばかりです。

先生が健康的に働けて、子どもも楽しい授業を生き生きと受けられる学校が一番ですよね。

このように、直接的な目的をクリアしていくことで、今は弱まっている学校本来の「組織としての力」が回復していくのです。そして最終的な目的に近づくことで、先生が職務に専念できるようになり、学校教育の質が上がり、子ども達に還元されていくのです。

つまり学校の5Sの真の目的とは子ども達により良い教育をすることに他ならないのです。

トヨタの5Sは、売り上げのため。学校の5Sは、人のためです。

次の記事 【第3回:座学】1年間やってみた!学校の5Sの8つの成果

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