【第9回:準備】考えてみよう!捨てていい物だめな物

STEP.1について解説します

  • STEP.1
    教材室を片付けてみる
  • STEP.2
    不用品置き場①を作る
  • STEP.3
    校長と話す
  • STEP.4
    プレゼン資料を作る
  • STEP.5
    衛生推進者になる
  • STEP. 6
    職員会議でプロジェクトを立ち上げる
  • STEP. 7
    キックオフ!

ゆとり先生くん

今回は、捨てていい物とだめな物について学んでいきます。実際に教材室に行ってみましょう。
実践キター

ベテラン校長さん

さて、やって来ましたが、これはひどいですね。
物をよけて取らなきゃいけないね。

探すのにも時間がかかります。こういう部屋は物がストックされているだけで誰も使いません。
そうなの?

使ってないならいっそのこと何も無いほうがマシです。部屋丸ごと捨てればスペースができて効率は上がります。
じゃあ早速全部捨てちゃおう!

ばかっ!
イテッ

学校には捨てていい物とだめな物があるんです。それを理解しないと大変なことになりますよ。今から解説します。
シンプルに殴ってきたね

まずは身近な範囲から

小学校の場合、毎年校務分掌で教科主任が振り分けられます。担当教科の教材の管理は教科主任の仕事なので、自分の好みに変えることができます。まずは担当の範囲の教材備品を整理整頓してみましょう。

整理整頓すると効率が上がりやすいのは使用頻度が多い算数科や生活科などです。社会科の資料も綺麗に陳列すれば資料室になります。教材室に子供を入れるだけで学習ができ、教室まで物を運ぶ手間がなくなります。

もしも分掌が無いのなら希望の分掌の先生にお願いして片付けさせてもらいましょう。よほどのことが無ければ断られることはありません。

また、試しに教材室を片付けてみることで自分の片付けについての考えを深めることができます。職員室の5Sを実践している学校は少ないです。本当に自分ができるのかを、この時に想像しながら取り組むと良いでしょう。

備品と消耗品について

次に、備品と消耗品の違いをしっかりと認識しましょう。

備品とは、1万円以上の物のことです。基本的に捨ててはだめな物です。捨てる場合は学校事務職員による手続きが必要です。

 

消耗品とは、1万円未満の物のことです。必要がなければ捨てていい物です。

もう少し詳しく見てみましょう。

学校で扱う備品のことを学校備品といいます。学校備品は細かく以下のように分けられています。

  1. 校用備品:学校事務や学校設備、行事等での使用を目的とします。
  2. 教材備品:主に授業で使用することを目的とします。
  3. 理算備品:主に算数や数学、理科の授業で使用することを目的とします。

学校備品を所有する学校は、常に良い状態での保管、整理、使用に努めなければなりません。購入した物は全て備品管理台帳(学校備品台帳)に記載し、学校事務職員を中心に管理をします。

1万円以上の備品を購入したら委員会が作成したラベルを貼ります。ラベルには品名、購入年月日、備品番号などを記載します。

それをもとに、学校備品が適切に使用されているか定期的に照合しなければならないのです。小学校なら夏休みに職員作業でラベルが貼ってある備品のチェックをしますよね、あれのことです。

また、備品は税金で買っていただく高価な物ですので、一定期間は使わなければならないことになっています。どんなに必要がなくても「◯年経たないと捨てられない」といった縛りがあります。(地域や校種によって年数が違う場合があります。)

備品は場所を変えただけでも学校事務職員に伝えなければいけません。

捨てていいものの基準をもとう

片付けと断捨離は決断の連続です。

今後いるのかいらないのかを瞬時に決めなければなりません。その時に迷わないように「これは捨ててもいい!」ときっぱり言えるような基準を自分の中にもっておきましょう。

僕が考える基準は以下の通りです。

  • 古い
  • 汚い
  • 多すぎる
  • 壊れている
  • 使いづらい
  • 今は使っていない
  • 存在を忘れている

どれか1つでも当てはまったら捨てます。

もしも迷ったら「管理コスト」を考えてみましょう。混ざった物を分けるのが手間だったり、他の教材に埋もれてしまったりするようだったら、それは管理コストが高いということです。いずれ使われなくなると考えて捨てましょう。

片付けにTRY

では、色々わかったところで片付けにTRYしてみましょう。
ほだね

まず始めはこれにします。主に1年生が使う時計です。きちんと動かないと1年生の子のやる気が地の底に落ちるので、1つずつ入念にチェックします。これは良さそうですね。

じゃあワシはこれ。お金セット。あ、なぜか10円だけ5枚しかない。その他は使えそうだから応急処置で書き足しておこう。

次は立体の説明器具です。パーツも全部ありますね。よく使うので簡単に検索できるといいのですが、黒い箱に入っていますね。箱のふたの部分に教材を写した写真を貼るか、模型をくみ立てておくと探しに来た人が見つけてくれますよ。

お次はこれ。重たいなあ。あと2の段と8の段が3カ所くらい割れちゃってるね。捨てよう…と思ったらこれ5万8000円もするの!?備品じゃ捨てるのは無理か…

大丈夫ですよ。ラベルに受け入れが昭和60年と書いてあります。昭和からある物は全部捨てられます。学校事務職員の方に言っておきましょう。この教材自体は便利なので、もっと軽いので似たような物を探して、来年度に向けて予算申請もしておくといいですね。

次は…ナンジャコリャ?

これはボールなどの球を挟んで、高さと幅を調べる道具ですね。こういう、一見すると何に使うのか分からない物も忘れ去られがちです。テプラで「ボールの高さと幅を測る道具です」と記しておきましょう。
じゃあ最後。教師用のそろばん。長さが1mもあるし、なんでこれが4つもあるの?。

恐らく昭和の頃、予算がまだたくさん出た時代に買ったんでしょう。当時は4クラスあったんでしょうね。
今は2クラスだからそろばんも2つにしよう。きれい目な物だけ残してあとは廃棄だ!

お、校長先生、もうマスターされましたね。
これも基準を作ったお陰!もっとやるぞー!おー!

 

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