【第14回:準備】まずは15分チェック!安全衛生点検をしよう

STEP.1とSTEP.2のまとめを解説します

  • STEP.1
    教材室を片付けてみる
  • STEP.2
    不用品置き場①を作る
  • STEP.3
    校長と話す
  • STEP.4
    プレゼン資料を作る
  • STEP.5
    衛生推進者になる
  • STEP. 6
    職員会議でプロジェクトを立ち上げる
  • STEP. 7
    キックオフ!

ゆとり先生くん

今回は安全衛生点検について学んでいきましょう。
チェキら!

ベテラン校長さん

校長先生、突然ですが子どもにとって通知表ってなんの為にあるんでしょうか?
えっと、自分がどこまでできているか確かめるため。

そうですよね。学校施設がどれだけきちんと管理されているか、通知表を付ける作業が安全衛生点検です。
ほうほう

整理整頓した教材室が安全で清潔が保たれる環境になっているかチェックしてみましょう。

安全と衛生について

安全管理とは

危険予測能力の低い子どもが安心して活動できるように環境を整えるのが安全管理です。

学校は教育の場として、常に安全で健康的な環境が維持されていなければなりません。学校施設・設備の状態は、時間の経過と共に流動的に変わっていくことから日頃から点検をすることが望ましいです。

「昨日は安全であった」からといって「今日も安全である」とは言えないことを肝に銘じ、学校施設・設備の安全管理を計画的・継続的に行っていかなければならないのです。

見えないから分かりづらいけど、学校にはこういった安全管理体制があるよ。

参考:防災・安全の手引き

衛生管理とは

健康的で快適な学習環境を整えることを衛生管理と言います。

衛生管理は、子どもの健康を保持増進し、学習能率の向上を図るためにとても大切です。

昭和 33 年に制定された学校保健法において、「学校においては、 換気、採光、照明および保温を適切に行い、清潔を保つ等日常学校内の環境衛生の維持に努め、必要に応じてその改善を図らなければならないものであること。」と規定されました。

そのため学校では、学校環境衛生基準をもとにして安全衛生点検を行うことになっています。

少し見てみましょう。

これが学校環境衛生基準の一部です。ほとんどの人は知りませんが、かなり細かい規定があるんですね。

語尾に注目してみましょう。

「望ましい」は、その基準を遵守することが望ましいとされているもののことです。

「であること」は、この数値を超えると児童生徒等への健康への影響が大きいと考えられるもののことです。

換気や温度の調節は努力義務なので「望ましい」なんですね。

 

他にも明るさだけに着目してみると

このように、かなり細かい規定があります。

参考:学校環境管理衛生マニュアル(文部科学省)

安全衛生点検をしてみよう

上述したような基準を全てチェックすることはできません。

安全衛生点検では、定期的に点検すべき項目をピックアップした表を使います。

下記の表はドクタートラストという日本最大級の健康管理会社の作ったものです。23項目を簡単にチェックでき、Excelで集計できるようになっています。(参考から無料でダウンロードできます)

教材室や職員室など、できる所からサクッと点検してみましょう。

参考:職場巡視チェックリスト(オフィス向け)の無料配布を開始

おわりに

校長先生、安全点検が終わりました。何点でしたか?
おお!69点満点中60点!これはいいんでないの!

かなりの項目がクリアできました。課題は、蛍光灯の汚れや壁面の掲示物などですね。
レベルの高い教材室ができたね。

自分でもできることが分かったら、いよいよ学校の働き方改革について校長先生と話してみましょう。
ヨーシ!それまでまでに内容をまとめねば!ってワシが聞く方やないかい!聞く方やないかーい!ハハッ

のりつっこみ、ごちそうさまでした。

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