- STEP.1教材室を片付けてみる
- STEP.2不用品置き場①を作る
- STEP.3校長と話す
- STEP.4プレゼン資料を作る
- STEP.5衛生推進者になる
- STEP. 6職員会議でプロジェクトを立ち上げる
- STEP. 7キックオフ!
ゆとり先生くん
ベテラン校長さん
Contents
カギは職員室にあり
いよいよ全職員に向けて改革を提案します。
今回は、「学校の5S」を達成するための1歩目として「職員室の5S」から始めます。
やることは
- 職員室の物を減らす
- レイアウト変更をする
- やり方や使用のルールを見直す
です。
一番使用頻度が高い職員室を変えることで、徐々に職員も変わっていきます。
学校のコアを見直し、改革を全体に広げていきましょう。
簡単な計画を立てよう
学校の働き方改革の提案はこれまでの教育の歴史の中でも初めてのことです。誰もやったことがないので、お試し感覚でなんでもトライしてみましょう。
提案する改革は短期プロジェクトで良いと思います。
「とりあえず9月まで」といったように期間限定で取り組むのなら、職員も自分も安心ですよね。
ほんのり解説
春チャレについて一つずつ解説していきます。
この年の春チャレのテーマは「職員室のダイエット」にしました。
学校の物多すぎる問題を解消する過程を可視化して、職員の意識改革をするのが狙いです。
ダイエット計画とは断捨離のことです。
計画の流れは
- 計画を全職員に周知
- 毎日1つずつ物を捨てる
- 捨てた物を計量
- 500kgを目指す
- レイアウト変更
- チェックリストで点検
です。以下、各項目についてほんのり解説していきます。
キックオフ、推進体制の周知
これから何が行われるかを4月の職員会議の後に全体にアナウンスします。この時、働き方改革の意義や根拠をきちんと説明することが大切です。
継続している場合、学期始めに毎回体制を確認しておくとブレがなくなります。
最後に校長に「大事なことですからみなさんで取り組んでいきましょう。」と締めくくってもらうと、学校として推進していく雰囲気になるかと思います。
準備
職員室に不要品置き場を作ります。と言っても、児童机を一つおく程度のもので良いです。
始めはそのスペースすらありませんので何かを減らすことになります。
その際に使い勝手がいいのが学校準備室です。おそらくどの学校にも職員室付近に倉庫がわりに使われている部屋があると思いますので、別に職員室になくてもよい物はそこに移動させてスペースを作ります。(部屋が無かったらすみません)
もしも、学校準備室に職員室から来た物を置くスペースがなかったらそちらから片付けます。学校準備室は新しく来た教材なども出入りするので、計画推進中は常に稼働していることになります。
整理(捨てること)
4月にある程度準備ができたら、5月からは印刷室や印刷機周りの整理に着手します。
印刷室の中にはゆとりを持って機器を配置したいです。もしも部屋の中が機械でギュウギュウの場合は、帳合機や製版機などの一般職員は使用頻度が低いものは別の場所に動かすことも考えます。
職員室の中は、事務用品置き場から始めます。古い物、使っていない物を捨てます。使用している棚が古い場合は取り替えたりラベルを貼ったりするので2ヶ月はかかります。
この時出た文房具の余剰品はいくつか集めて、印刷室の中に共有文具置き場を作りましょう。こうすることで印刷した時にハサミやクリップを職員室に取りに行く無駄が無くなります。
整頓(並べること)
動線が考えられていない配置はどんどん汚れていきますので、そうならないように再配置します。
補充用の紙の位置や使い切ったトナーの置き場など、業務フローがねじれないように試行錯誤を重ねながら場所を決定していきます。
6月頃には紙全般の流れを考えます。印刷紙、折り紙、画用紙、リサイクル用紙など、紙系のものは1か所でピックアップできるように集めて一本化します。
職員室では、不要な棚が見つかったらすぐに不要品置き場①に移動させます。これまでに集めた棚が職員室で使えそうなら交換して使います。
チェックリストによる巡視
最後に職場環境がどれだけ良くなったかチェックします。チェックは毎学期ごとに行います。
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