はじめに
こんにちは。小学校で教員をしています、ななつめのやつはし(丸山瞬)です。
教員の界隈ではよく「先生のご専門はなんですか?」と聞かれることがあります。理科や社会、体育など様々あると思いますが、僕は間違いなく学校の働き方改革です。
今日から「学校の5S」のカテゴリーで、再現性のある学校の働き方改革の方法について解説していくことにしました。
「学校の5Sなんて本当に効果あるの?また新しい取り組みなんて心配だなあ…」という方のために、今すぐに、誰でもできる、簡単お手軽改革をお伝えしようと思います。
このサイトを訪れた方の生活に良い変化がありますように。[2018年11月4日]
これからの教育はどう変わっていくのか
インターネットの爆発的な普及により、暮らしはどんどん便利になりテクノロジーは僕たちの生活を圧倒的に変えました。未来で活躍する子どもたちに求められるものも今よりさらに変化すると予想されています。
社会の変化に合わせ、2020年から新学習指導要領となり本格的に教育改革がスタートします。
詳しい内容は動画をご覧ください。
簡単なまとめ
- 社会を生き抜くために必要な能力が変わる
- 外国人が増え、英語が必要になる
- 自分で考え、表現し、判断できる子を育てる
- 子どもの学びを深化させるために新学習指導要領が改定される
- 子どもの学びが社会全体を通じて行われるようになる
学校はどう変わるのか
教育は変化が求められているんですね。じゃあ学校はどう変わっていくんだろう?
記事を書いている現在2018年は新学習指導要領への移行措置期間、つまり準備期間です。
小学校では新しく始まるプログラミング教育や外国語活動、特別の教科 道徳に関しての研修や準備がさぞかし進んでいるとお思いでしょう。結論から言うと、学校内で特別な動きはほとんどありません。
それどころか、長時間労働の問題や鬱によって休職する教員のニュースがよく報道されるようになりました。ブラック校則やブラック部活動などの問題が次々と明るみになり、学校=ブラックが定着しつつあります。
準備どころではないこの状態はなんとかしなければいけません!
このタイミングで文科省は「学校における働き方改革に係る緊急提言」を出しました。
【緊急提言】
1.校長及び教育委員会は学校において「勤務時間」を意識した働き方を進めること
2.全ての教育関係者が学校・教職員の業務改善の取組を強く推進していくこと
3.国として持続可能な勤務環境整備のための支援を充実させること
文科省も分かってる〜めでたしめでたし。
とはいかないのです。
なんと緊急提言が出た当時、学校現場は
無風
提言が出た後も何も変わりませんでした。
そもそも学校ではこの緊急提言の存在自体を知らない教員ばかりです。情報が正しく伝わらないもどかしさがあります。日本が未だ経験したことのないフェーズに入るわけですからスタートしづらいのもわかりますよね。
となると、知った人から自分で動いて少しずつ中から変えて行くしかないじゃない!
学校に残された道は「学校の5S」しかない
そこで取り組むのが「学校の5S」です。簡単に言うと、学校全体で物と行事の断捨離をしてスリム化しましょうということです。そのための取り組みを総称して「学校の5S」と呼ぶことにしています。
学校というところは増改築された老舗旅館のようなところです。
物はチグハグに配置され、動線が良くない学校も多く、古いシステムは残ったままです。そうした環境で効率的に働けるのでしょうか?僕は、学校には片付けが必要だと強く感じています。
最新のホテルにはなれないけれど、整えることで老舗旅館ならではの魅力も引き出せるのではないでしょうか!
また、学校において働き方が変わらない大きな理由の一つに、先生たちの意識があげられます。先生たちの意識が変わらないと、いくらルールを作っても守られません。これまで無意識に行ってきた習慣を一つずつ改善していくことが必要だと思います。
そうした意識改革をしつつ、文科省が求める緊急提言の課題を全てクリアできる方法は「学校の5S」以外にありません。
快適で効率的な職場をみんなの手で作っていきましょう💫
「学校の5S」のカテゴリーでは、ゆとり先生くんとベテラン校長さんが「学校の5S」の進め方について詳しく解説します。お楽しみに〜
ゆとり先生くん
ベテラン校長さん
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