【第21回:実践】職員室の中に不用品置き場を作ろう

ゆとり先生くん

は〜い、今回から実践編に入ります。より具体的な方法を伝授しますよ〜。旅に出る前に色々と確認しま〜す。
了解つかまつり〜

ベテラン校長さん


まずは旅の目的です。


次に持っているアイテムです。


4の不用品置き場②(職員室内)がまだ無いので、今回はそれを作りましょう。
じゃ早速行こうか。

コンコン

新婚先生ちゃん

あ、新婚先生ちゃんさん。どしたの?

私も混ぜて下さいな。

新婚先生ちゃん

春チャレ参加希望ですか。すると、新婚先生ちゃんも今の働き方に疑問があるんですか?
はい。結婚してから、20時まで働くこの働き方っておかしいんじゃないの?って思うようになって。なので働き方改革をして、早く帰ってみたいんです!

新婚先生ちゃん

それはそれは。色んな意味でいいですね。じゃ、行きましょう。
(色んな意味で、とは…)

今、何もしないとどうなるの?

もう随分と前から学校の働き方改革が大きな話題となっている。しかし、ほとんどの学校がなかなか労働問題を解決できずに相変わらず環境での教育を強いられている。2020年度は教育改革元年。一体何が起きるのだろうか?来年度の小学校教育現場を予想する。

まず始めに、外国語が教科化されプログラミングが必修化する。これにより日課表が変更される。6時間授業の日が増え、休み時間が削られる。児童は課題を次々に消費させられ、教員は1人あたりの持ちコマ数が増え余裕がなくなる。そうしてバタバタと日々は過ぎ、新しく始まる教科へ対応するために残業が増える。

働き方改革の流れを受け、様々な行事や業務が削られ、早く帰ることを催促される。短い時間で最大の効果を発揮させるため手段を目的化する。教育効果もさほど無い「やってる風」な授業が増え、児童も保護者も教員も次第に学校が分からなくなる。教員志望者が減り、倍率2倍を下回る自治体が増える。それでも教育は続いていく。

何もしないでこの通りになるか、きちんと考えて修正をするか、僕らは時代の瀬戸際に経っている。

不用品置き場の場所を決めよう

 

職員室に来ました。不用品を置く台は、児童用机一脚でいいです。場所は「職員室内でみなさんがよく通るけど邪魔にならない場所」がいいです。
なんで?

職員の合意形成をするためです。知らない間に物が捨てられたら誰でも嫌ですよね。
ふむ。

じゃあ、あの職員室の後ろの出入り口付近はどうですか?

いいですね。あそこにしましょう。

これで終わりです。
10分で終わった笑

ここに物を置いていけばいいんだね。

今は蛇口を作ったような感じです。あとは井戸を掘れば物がどんどん流れていきますよ。

計画表を見ると、学校準備室の中から断捨離していくんですね。

そうです。学校準備室の中が一番いらないものが溜まりやすいのでまずそこを片付けます。空いたスペースに職員室で使用頻度が低い物を移動させていくと職員室が片付いていくのです。
わかりました!

500kg目指して!

頑張るモイ。

なんだそれ!

令和時代の働き方 どう作る?

僕が考える学校の働き方改革はこうだ。

まず、労働環境を改善するために学校内で労働安全衛生の価値を高める。衛生推進者を中心に労働安全衛生法や労働基準法に則った改善を行い、職員同士、学校についてよく話し合う場を設ける。

次に「学校の5S」に取り組む。5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・習慣のこと。職場の大規模な断捨離を行い、余った棚や机を適切に配置し職員室のレイアウトを効率的なものに変更する。その過程を上手く見せることで同時に職員の意識改革もしていく。

次に意見共有のためのボードを置き、学校の改善案を募集する。行事や業務を精選し、課題はすぐに解決させる。6ヶ月かけて学校が変わってきたら、情報やタスク、目標を共有する。ここまでしてやっとスタートライン。全員が同じベクトルで進むことができるようになってはじめて教育改革に対応できるようになるのだ。

2020年まであと1年。令和時代の教育は「今」にかかっている。

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