【第25回:実践】学校に眠ったお宝を見つけよう

ゆとり先生くん

前回は学校の物を10個整理してみました。今回は学校に眠ったお宝を探してみましょう。
お宝!そんなものあるの?

ベテラン校長先生

あったらパナイ!

新婚先生ちゃん

使って初めて価値になる

昔のことわざに「宝の持ち腐れ」という言葉があります。

宝を所有していながら、使い道を知らないために出し惜しみをして腐らせてしまうことの例えです。

実は学校にもまだまだ使えるアイテムがたくさん眠っています。

そうしたお宝を発見して、必要なところで使ってあげることこそ「学校の5S」の真髄とも言えるのです。

気分はさながらトレジャーハンター

使えるのに存在を忘れて使われていない物たちは一体どのくらいあるのでしょうか。

僕の体感では、どの学校にも100万円近くはあると思います。

忘れ去られた1万円のCDプレイヤーが見つかれば、1万円分儲かったも同然です。

色んなものが出てくるので楽しいですよ。では出発です。

早速探して行きましょう

ゆとり先生くん、探すときのコツって何かあるのかい?

コツは、開けたことない扉を全部開けることです。
もはやコツじゃない…

例えばこんな物が眠っています

僕がこれまでに見つけた物(ノンフィクション)です。

赤ペンの替えインキ8ダース

カラー軍手10枚20セット

5000円

リアルにお金まで!

転勤された先生の名前が書かれた封筒に入っていました。総合共済の還付金とかでしょうかね。

扉をかたっぱしから開けていきます

隊長!懐中電灯を見つけました!なぜか6個もあります!

懐中電灯(大)×6

昔は1〜6年の各学年に持たせていたんでしょうね。防災倉庫にあるといいですね。

隊長!少し厚めのカラー上質紙が出てきました!

カラー上質紙1000枚

今年の運動会プログラムはこれでいきましょう。ラッキーでしたね。

隊長!今度はデカイです!掲示板が出てきました!

掲示板×4

予備で買ったつもりでしょうが完全に埋もれていましたね。職員室の古い掲示板は取り替えましょう。

こんな風に学校の至る所にリンク切れになったアイテムが散らばっているのです。

ななつめが見つけたものの中で一番思い出に残っているものは「ごみ収集カート」です。飲食店の外においてあるような大型のカートが2台、椅子と机の倉庫の中に埋れていました。

1台15万円のカートが新品で2台です。その後、カートは給食調理所で活用され、机や椅子も号ごとに整頓されました。

こんなことが無いように環境整備を心がけたいですね。

学校全体を散策してみましょう

隊長!音楽室から使ってなかった太鼓が出てきました!

タブラ×2

これはタブラですね。中学年からの合奏で使用できるようにスチール棚に並べておきましょう。

隊長!パソコン室から書画カメラが出てきました!

書画カメラ

これは6万くらいするので掘り出し物ですね!というか備品です。職員室で共有できるようにしましょう。

隊長!教材室から大量にこんな物が出てきました!何これ?

プラ舟×10

プラ舟と言います。買うと1つ3000円くらいしますよ。同じ種類の箱は学校の整理整頓で大活躍するので今後もたくさん集めていきましょうね。
ダンボールの箱はボロボロになるからこの際やめたいよね。

そんなこと考えたこともなかったなあ。

終わりに

今回見つけた物だけでも10万円以上の物がゴミに埋もれていたわけです。それってすごく勿体無いことですよね。眠ったお宝を見つける作業はこんなメリットがあります。

  1. 見つけた物を適材適所で活用すれば、お金をかけずに職場の生産性をあげることができる。
  2. 学校の物に詳しくなれるので「この人に聞いておけば分かる」というポジションが得られる。(ポジションは大事なのでまた別の機会に説明します。)
  3. 物について色々な人に尋ねるので他の教員と自然にコミュニケーションが取れる。

いいことしかありませんので、皆さんも夏休みなどの長期休暇を使ってお宝を探してみてはいかがでしょうか。

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