ゆとり先生くん
ベテラン校長先生
鍵置き場の現状
僕が経験した5校を例にとって、公立小学校の鍵置き場の現状についてレポートします。
鍵置き場がカオスになる理由
一般企業の方からすると想像できないかもしれませんが、学校の鍵置き場ってこんな風に無秩序でバラバラに配置されていることが多いんです。(※個人の意見です)
それどころか、鍵に付けるプレートも木からプラスチックまでなんでもあり。視認性を高めるために赤いビニールテープを貼ったり、キーホルダーをつけたりしてどんどん情報が多くなっていきます。
どうしてこんなことになるのでしょうか。
それは、使用者が多いのに管理者があやふやだからです。
職員室の管理責任者は教頭です。ただ、鍵の管理者も教頭です、とまで細かくは決まっていないんです。このあやふやさと鍵の持つデリケートさが掛け合わされて、カオスな状態を作り出していたのです。
でもね。ポジティブに考えましょう。
毎日使う場所を今よりもっと使いやすくすれば、最小の労力で最大の効果が出る!
ってことですから。
さあ、あなたも今日から
Do it yourself!
「6歳〜70歳までの誰もが使いやすいデザイン」
1.鍵の種類ごとにグループ分けして配置する
2.鍵を配置する高さをよく考える
3.鍵に付けるプレートに振り仮名をふる
実際に作ってみよう

用務員のタケさん
ビフォーアフターを見てみよう
って!なんということでしょう!
まとめ
鍵置き場を新しく作り替えました。
配置や表示などにこだわったことによって、使いやすくなり、鍵を失くしにくくなりました。これからは鍵のやりとりに割かれる時間も削減されることでしょう。
さて、今回鍵置き場を作り変える狙いは、使い勝手を良くすることの他にもう1つありました。それは、職員室の片付けのためのコンセンサス(合意)を取るというものでしたね。
鍵置き場が新調されたことで職員の皆さんは毎日鍵置き場の使いやすさに触れることになります。
この「改善したら使いやすくなったよね〜」という空気ができると、その後の職員室の片付けがスムーズに進んでいきます。だって、もう既に改善の効果を体感したわけですから。
あと、皆さんの学校には、タケさんみたいななんでも作れる頼れる用務員さんっていますか?そうした方に頼ってみてもいいと思います。そうすると僕らが授業をしている間にサクサク進めてくれたりして、大変力になります。
学校の片付けや断捨離をみんなに自分ごととして捉えてもらって、ベテランから若手、管理職まで協力してやっていけるといいですよね。

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