Contents
STEP.1について解説します
- STEP.1教材室を片付けてみる
- STEP.2不用品置き場①を作る
- STEP.3校長と話す
- STEP.4プレゼン資料を作る
- STEP.5衛生推進者になる
- STEP. 6職員会議でプロジェクトを立ち上げる
- STEP. 7キックオフ!
ゆとり先生くん
ベテラン校長さん
それ以来、海外の家庭を訪問する機会も増え、「もっと片づけを通じて世の中に貢献したい」という思いが次第に強くなっていったんだとか。
今では、「Organize the World(世界を片づける)」という、ちょっと大きな夢を抱くようになっているらしいぞ。
今回は、こんまりメソッドと僕の考えをミックスしたような片付け方を解説していきます。
こんまりさんとは
近藤麻理恵さん(こんまりさん)は世界的にも有名な片付けの専門家です。
独自に編み出した「こんまりメソッド」は、一度片付ければ二度と散らからないことが評判となりました。
こんまりさんが提唱する「ときめき片付け」は、断捨離ともだだの片付け法とも違います。
片付けを通して自分を大切にしたり、物の価値について考えたりすることもできて、とても奥深さを感じます。
こんまり×ななつめ流片付けとは
僕が提案する「学校の5S」も同じです。片付けを通して学校を考えます。
世界に通用する「こんまりメソッド」を元に、世界に通用する学校の片付け方を伝授します。
1.片付けは一気に短期に完璧に
片付けは祭りでありイベントです。コツコツやるものではありません。(こんまり)
学校における片付けも祭りです。
しかし、学校の断捨離は広範囲に渡るため、普段からコツコツ不用物を溜めておく必要があります。
断捨離祭りは年1回、夏休みに開催するようにします。
2.モノ別に分ける
洋服なら、家中の洋服を一箇所に集めます。本なら本棚から本を出し、一箇所に集めます。
これによって、自分がどれだけ物を持っているのかを判断することができるようになります。(こんまり)
こんまりさんの片付けは、主に家や身の回りの物を想定しています。
学校の片付けは学校全体の大量の物を想定しているので、とにかく片っ端から判断していきます。
もし同じカテゴリーの物が見つかったらまとめながら管理していきます。
3.分ける基準
1つ1つ手に取って、物を触った時の「ときめき」があるかないかで判断します。(こんまり)
1つ1つ手に取って、「今、使っているか」「今後、使うか」のみを考えます。
4.片付けの正しい順番
- 服
- 本
- 書類
- 小物類
- 思い出品
この順番で片付けるとあなたの「ときめく」感覚が研ぎ澄まされます。(こんまり)
こんまりメソッドでは、片付けの順番がポイントになります。この順番を守らないと他の物に気を取られ、片付けが思うように進みません。
学校の場合は、家とは違って絶対に捨てた方がいい物が大部分を占めます。
経験を元に順番にしてみました。
- ダンボール
- 壊れている物
- 古くて汚い物
- 存在を忘れている物
- 多すぎる物
- 誰かの私物
学校は、業者から送られてきたダンボールをそのまま入れ物として使う終わっている文化があります。
ダンボールは耐久性がなく、見栄えも悪いためゴミです。かわりの入れ物を探しましょう。
壊れている物もゴミです。
古くて汚い物もゴミです。
無理に捨てない理由を探す必要はありません。
存在を忘れている物は、あってもなくて良いものです。確認を取って減らしましょう。
多すぎる物は、必要ですが減らすべきものです。取っておくのにもコストがかかります。必要数+予備数個を残して廃棄しましょう。
無記名の誰かの私物を捨てる際は期限を設け、職員全体にアナウンスします。期限が過ぎたら何も考えずに廃棄しましょう。
5.片付ける場所の順番
ここからは僕のノウハウです。
学校全体を片っ端から片付けていくのですが、ただ闇雲に片付ければいいというわけではありません。
以下の順番で最短の手順で戦略的に動かしていきます。
- 担当の教材室
- 空き教室(不用品置き場)
- 職員室
- 学校準備室
- 特別教室
- 倉庫
この順番を守ると物がうまく流れていきます。動かしたいタイミングで動かせるのです。
突然3から始めると片付けた物をどこかの部屋に置くこととなり、その部屋の稼働率が下がります。
学校の片付けでは、物を動かす前に受け入れ先を作ることが大事なのです。
最後に
何を持っているかは、生き方の意志の表れです。
学校はどうでしょうか?
学校の片付けは今もっている物と、ひとつひとつ向き合っていく作業です。
これからどういう風に生き、働いていきたいのかをよく考えてみましょう。
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