【第24回:実践】学校の物を10個整理してみよう

ゆとり先生くん

前回は捨てた物の計量方法について解説しました。今回は実際に10個整理してみましょう。
校費で買ったものを勝手に触っていいのかしら。

新婚先生ちゃん

もったいないオバケとの闘いが始まるのね。

ベテラン校長先生

こんまりさんに影響されたななつめの教え

僕は、こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでから「モノ」とは一体なんなのかをずっと考えるようになりました。

考えた結果、モノはただの物でした。それに価値を付けているのは人です。

何も考えずに見れば「いつか使えるかも」と思えてきます。

ちゃんと考えて見れば「’’いつか’’っていつやねん!」と思えてきます。

一度心のスイッチを切って、ツッコミながら物を見てみましょう。

10個整理していこう

職員室から物を移動させるための学校準備室の片付けですから、今はスペース、場所、スキマを作ることに最も価値があります。小さい箱1つ捨てるだけでもいいんですよ。

整理する基準です。

・今は使っていない

・多すぎる

・古い

・壊れている

    +

・別の場所に移動できる

では、不用品置き場に持っていく物を箱に10個ピックアップしていきましょう!

1個目 「紙皿や紙コップ」

 

準備室のような場所には、こういう行き場のない物がたまりがちですよね。
紙コップとかは理科で使うんだから理科準備室に持っていけばいいじゃないのね。

いいですね!ソフトツッコミ。
これでいいのか!じゃあ理科準備室に持っていく予定にしよう!

2個目 「ホチキス芯抜き」

これはホチキスのイラストです。「いらすとや」に画像がありませんでした。
じゃあ別の物にすればいいじゃない!

ナイスツッコミー!

ホチキスの芯抜きは職員室に2個あればいいですね。他の4つは古いので廃棄します。

3個目 「行事系の飾り」

               

誰かが作った物は捨てづらいわ!よく見るとボロボロだし!

飾りはラミネーターされてるものだけ取っておこう。紙製の飾りはサヨナラしよう。

学芸会関係は、学芸会用倉庫へ移動。運動会、作品展、卒入学式、集団宿泊的行事ごとに箱に分けておきますね。

4個目 「シュレッダー」

私、この学校6年目ですけど、初めて見ました。

昔は使っていたらしいのですが、ゴミがたくさん出るという理由で使われなくなりました。
色んな歴史があるんだね。でももういらないね。

5個目 「アルバムや写真」

これ誰よ!

捨てづらいわ!

バラバラの写真はもはや整理不可能ですね。アルバムも整理されているもの以外は廃棄して良さそうです。

☕️ブレイクタイム☕️

さて、5個整理できました。学校ってほんと何でもありますね。

休憩がてら、僕が学校の片づけをしていてびっくりした話を1つ紹介します。

夏休みに学校準備室を掃除していた時のこと。扉の奥から上にあるようなバラバラの写真が大量に出てきました。管理職に確認を取ると、捨てて良いと言われました。

現任校出身の友人が何人かいたため、休日にあった時に一度見せてから捨てようと思いました。思い出話のネタになればいいかな程度だったのですが、見せた途端

「これ、俺じゃん!!」

なんと、写真に写ったのは20年前の運動会で団長をする友人だったのです。

こうして写真は20年ぶりに本人の元へと帰って行きました。

6個目 「壺(つぼ)」

埃被りすぎ!欠けてる!ゴミ!

早い!

7個目 「毛布」

なぜ?!

ああ、昔は宿直室ってのがあって、泊まって警備してたからね。古いから捨てよう。

8個目 「パソコンの説明書と保証書」

これはいるな!

物によってはいらないですよ。
パソコンの取説なんて30冊も同じ物があるわ。

1冊でいいですし、電化製品の取説は大抵ネットに置いてあります。
保証書もこんなとこにあったら必要な時に探せないよ!事務さんに相談するね〜。

9個目 「教育関連本」

「〇〇県の教育」なんて5冊同じ物がある!

教頭先生も新しく赴任してきた人だからよく分からないって言ってた。

こうやってリンクが切れていくんですね。
その他の古い教育本は使えないこともなさそうね。

令和時代に20年前の教育本の内容やってたらおかしくないですか?
ただの資源ごみに見えてきたからハイキだわ!

10個目 「スチール棚」

物が無くなったので棚自体いらなくなりました。
こうやって物が減っていくのか。

これが捨てられればスペースが手に入るし、ダイエットの重量も稼げそう!

持っていくことはできないので写真を撮ってみんなに移動することを知らせましょう。
だいぶ整理することに慣れてきた!

もっと探した〜い!

こんまりさんに影響されたななつめのまとめ

整理し始めると分かりますが、捨てるとは考えることです。

物を捨てたり移動させたりするときは一つ一つ物を手に取って「今必要かな?」「どうしてここにあるのかな?」と考えていくことになります。

こんまりさんは、物を手にとった時に「ときめくかときめかないか」で判断すると言っていました。

学校の物は手に取ってもときめきません。

そのかわりに、物を手にとった時に「ここにあることなんて誰も知らないんだろうな」というノスタルジックな気持ちになるかどうかで判断してください。

今も学校の隅で埃をかぶっている物たちを見つけてあげて下さい。

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